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地元に出版社が必要な一つの理由

朝一番で所用があり、8時45分頃には事務所着。
昨日facebookにアップした『世界一やさしいレストラン』のことが、今朝の山陽新聞に紹介されていた。
本書もクラウドファンディングによって制作費を賄って実現した本だ。
今後こうしたかたちで、出版を実現する人や団体が増えてくる。だからこそ、地方でも、身近に出版社があることが、必要だとも思う。

『瀬戸内シネマ散歩』シリーズの著者・鷹取さんが来社。進行中の『消えた映画館』の打ち合わせ。
4月から始まる雑誌連載のプロフィル欄に、この本のことをどう紹介するか。
春のうちには出さなければなあ

午後は中島商会へ社史の打ち合わせ。4月中旬の完成目指し、編集作業が加速する。

山陽新聞200120
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嶽本野ばら『純潔』を読む

午前中に中島商会70周年史の、OB座談会の原稿をまとめて組み版に回す。
この座談会は、読みどころ満載で削る作業に苦労した。
社史にこうした肉声が入ると、内容が豊かになる。

予定より早く福武教育文化振興財団の機関誌「fueki」71号が上がってきたので、納品へ。
タケシマレイコさんの表紙の馬の絵がなんとも言えず心穏やかにしてくれる。

ふえき

シンポ「慈愛と福祉」vol2の著者校正が一部戻ってくる。写真を整理して組み版担当者のKさんへ。
「聞く、書く。」8号の執筆者Hさん来社。校正の戻しと追加写真のデータ受け取り。
夕方から、中島商会の資料編ようの年表原稿の作成。仕上がらないので、自宅で残業。


年明けから400ページ以上の読み応えのある本を探して、数冊読み始めた。
で、そのなかで『純潔』(嶽本野ばら・新潮社)が、おもしろい。
この著者の作品は初めて。
名前の読み方も知らなかった。
ただ、映画『下妻物語』のタイトルは聞いたことがあった。どんな内容の作品かは、知らないが、映画は話題になっていた。
読み始めて1週間ほどになるが、まだ中程過ぎたあたり。
物語の展開ではなく、主人公と取り巻く数人との会話がほとんどなのだが、だれもがすごく説得力のある主張を展開し、それだけでぐいぐい引っ張っていってくれる。

時間をかけて、ゆっくりと読み進める本読みもいい。

かける言葉もみつからない

朝いつもより少し早い時間に海渡に起こされ、散歩。
気温0度で寒かったが、冬らしい気持ちのいい朝だった。
この冬は、ほんとうに暖かい。
いいようだが、サンデーモーニングのオーストラリアの火災のニュース映像と見ていると、気候変動、地球の温暖化を切実に感じる。

今日は大佐の家へ。
いつも世話になっている大佐の家の近所の大工さん宅の作業場が先週火事に遭い、そのお見舞いへ。
大工道具などが全部焼けて、自宅は無事だったものの、がっくりきている大工さんを見て、励ましの言葉が出なかった。

大佐はさすがに寒かった。
家の裏に畑があったのだが、母親が畑仕事ができなくなって自然に還りつつある。
つまり、もうほとんど野山の状態。
ところどころ、イノシシだろうか、土を掘り返している。

数年前の大雨で一部土砂崩れしているところもあり、なんとかしなければならないのだが、素人では修復も難しい。
水の流れるところをつくるために、水路だけを掘り返す。

墓参り

午前中は家で社史の原稿書き。60枚ほどの座談会原稿を、18枚程度にまとめる。
昼前に事務所に出て、『聞く、書く。』8号の校正作業。
午後からは倉敷の中庄へ墓参り。
父親が亡くなって、39年になる。1月20日が命日。

夜はAmazonのプライムビデオで「ER」のシーズン1を観る。
出演者がみんな若い。
もう何回観ただろう。
いつ観ても、面白い。

阪神淡路大震災から25年

25年前の、その日の朝のことは今でも覚えている。
NHKのニュースでは、はじめのうちはさほどでもなかった被害が、だんだんと情報が明らかになるにつれて、胸がざわつきだした。
当時は「リビングおかやま」の編集長だったので、出勤しながら予定していた1面の記事を地震の関連に差し替えなければ、などと考えていた。淡々と日常を送れることのたいせつさを感じる。

午前中は、岡大の研究員が出版の相談に来る予定だったが、急遽キャンセルになる。
ちょうど、組み版に回さなければならない社史の原稿編集作業があったので、そっちの仕事をする。

午後は広島から来客。福山市にある企業から社史編纂の打診があり、吉備人で手伝ってもらえないかという相談。昨年編集した早川ゴムの100周年社史のことを知ってくれてのオファー。話がうまくまとまるといいのだが。

2月末刊行予定にしている立石憲利さんの『おかやま石仏紀行』の念校ゲラが著者から返ってくる。表紙カバーのデザイン案もOKをもらい、責了に。新刊用の販売促進用の資料づくりも。

夕方は早めに一度自宅に戻り、急ぎの原稿を書く。
海渡の散歩を済ませ、事務所に戻り、できあがったゲラのチェック。
3月刊行予定の社史2本の作業が、ジワジワと圧迫してくる。

プロフィール

kibitopub

Author:kibitopub
山川隆之
編集者、吉備人出版代表。1955年岡山市生まれ(旧姓・長井)。岡山市立操南小学校—倉敷市立大高小学校から、倉敷市立南中学校・県立天城高校・三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、備北民報、生活情報紙「リビングおかやま」編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『絵本のあるくらし』『おかやまの建築家』『のれん越しに笑顔がのぞく』『粘着の技術−カモ井加工紙の87年』『強く、やさしく、面白く』などの編集を担当し、吉備人出版としてこれまでに24年間で約680点を出版。日本出版学会会員、デジタルアーカイブ学会会員、岡山ペンクラブ会員。2012年に福武教育文化賞奨励賞、2013年に岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。RSKラジオ「ごごラジviviっと!」ゲストパーソナリティー。著書に『岡山人じゃが』(共著)など。

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