友よ遠方より来たる
土曜日の午後、遠く三重県松阪市から友人が訪ねてきてくれた。
彼(海住恒幸さん)は、ぼくが大学を卒業後就職した新聞社に2年遅れで入社してきた後輩。
翌年の春にぼくはその会社を辞めたので、つきあいは1年足らず。
それ以来会っていないので、28年ぶりの再会だ。
海住さんは、その後新聞社を数社渡り歩き、現在は松阪の市会議員(「いつも市民派、ずっと無党派」というのがキャッチフレーズらしい。)
記者時代に地域の議会、政治を見てきて、こんな状態なら自分が議員をやったほうがマシ…と8年前に転身したのだという。
まじめで優秀な人だから、松阪市としては、いい人を地域のリーダーの一人として選んだことになる。
今回の岡山訪問も、午前中岡山市役所で行われた「事業仕分け」の見学に来たのだそうだ。
このところ、年賀状のやりとりもなく、なんとなく議員になったことは、風の便りに知っていたのだが、
話したり、メールしたこともなかった。
ところが、ほんの数週間前、フェイスブックでぼくを見つけてコンタクトをとって来てくれ、今回の再会になった。
IT技術ってすごい。
30年近く会っていないのだが、不思議とそんな時間的空白を感じなかった。
なぜだろう。
おそらく、この間にフェイスブック、ブログなどで最近のことを事前に知ることができたからだろうな。
互いに知っている人の消息や三重県の出版状況、勤めていた新聞社の話などをして、同行のドイツ人ピーパーさん(松阪の知り合いで、最近岡山
市内に引っ越して来られた元大学の先生らしい)が運転する車で宿へ帰って行った。

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