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よいお年をお迎えください

常套句のようですが、あっという間に1年が過ぎ去ってしまいました。
仕事のほうは、昨日が一応の仕事納め。といっても、29日の今の段階でスタッフ3人は事務所にいます。

年末の大掃除もなく、年賀状の準備もせず、
いつもの週末と同じような感じで一年の終わりを迎えようとしています。

今年一年、公私ともにバタバタと激動の年でした。
親の介護、小学校時代からの親友の死、妻の看護、犬の世話、3年目のラジオ……
仕事のほうは、山あり、谷あり……。

収穫は、15周年記念公募作品の『愛だ!上山棚田団-限界集落なんて言わせない!』を刊行したことで、
著者の協創LLPという新しい元気な人たちとの交流が始まったこと。
中山間地を舞台に、彼らがどんな活躍をしていくのかとても楽しみです。
もう一つは、関東方面の登山詳細図の刊行。
東京出張所を開設し、東京方面の書店、アウトドアショップに地図を販売してもらいました。
その『高尾山・景信山・陣馬山登山詳細図』は、ちょうどこの年末に初版1万部がほど出尽くしました。
第2弾の『奥多摩東部登山詳細図』も好調に伸びています。

また、金沢が担当した『絵図で歩く倉敷のまち』も好調で、各方面からいい評価をいただいています。

こう書いてみると、順調だったようですが、実はそんなこともなく、
刊行点数も昨年より少し少なめだったし、
本がなかなか売れない状況は変わらず、
どこから出てくるのだろうというくらい返品が沈静化しない状態が続く。

なにより、編集受注の売上は例年に比べ伸びず、楽観できるような状態ではないし…。
2月決算なので、あと2カ月頑張らないといけないな。

さあ、気持ちを切り替えて前を向こう。
と、自分で自分を奮い立たせようとする今日このごろ。

『愛だ!上山棚田団』のみんなの理念ではないけれど、
「楽しい事は、正しい事」
自分がわくわく楽しめる仕事をしたい。
少々しんどくても、喜びが多いことにチャレンジしていこう。

年が明ければ、1月9日には「ここに生きる、ここで創る」をテーマに、鳥の劇場芸術監督・中島諒人さんを迎えたしたフォーラムがある。

120109福武フォーラムチラシ

第2部のトークセッションでは、アートファームの大森誠一さんと共に3人で、地域における文化活動について語りあう。大役だけど、どんな話になるか、当事者なのにとても楽しみだ。

岡山からアメリカに渡って活躍した日本人画家の自伝原稿が年明けには届き、その編集作業が始まる。
日本語版と英語版を同時に刊行するというのだけれど、さて、想像もつかない。

それに上半期は、抱えている社史の原稿制作、編集にかかることになるだろうし、
年末には「岡野耕三回顧展」の開催が決まったので、
後半はそれに時間をさくことになるだろう。

そんなこんなを、来年用のスケジュール帳に予定を書き込んでいっている。
それでも、当たり前だけど、まだまだ空白はいっぱい。

その空白に、来年中にやりたいことを入れ込んで実現したい。

ということで、今年も一年間たいへんお世話になりました。
ブログの更新回数は減ってしまいましたが、
その分、フェイスブックにちょこちょこ書き込んではいます。

来年もよろしくお願いいたします。
皆様よいお年を!

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プロフィール

kibitopub

Author:kibitopub
山川隆之
編集者、吉備人出版代表。1955年岡山市生まれ(旧姓・長井)。岡山市立操南小学校—倉敷市立大高小学校から、倉敷市立南中学校・県立天城高校・三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、備北民報、生活情報紙「リビングおかやま」編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『絵本のあるくらし』『おかやまの建築家』『のれん越しに笑顔がのぞく』『粘着の技術−カモ井加工紙の87年』『強く、やさしく、面白く』などの編集を担当し、吉備人出版としてこれまでに27年間で約780点を出版。日本出版学会会員、デジタルアーカイブ学会会員、岡山ペンクラブ会員。2012年に福武教育文化賞奨励賞、2013年に岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。RSKラジオ「ごごラジviviっと!」ゲストパーソナリティー。著書に『岡山人じゃが』(共著)など。

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