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聞き書き人の会の1年

昨年4月から毎月1回のペースでスタートした「聞き書き人の会」が、4月で丸一年になる。

当初は、自分自身が聞き書きを勉強し、少しずつでも地域の人々の話を聞き、
文章や本にまとめることができればという思いで始めたものだ。
それでも10人近くの方が参加を希望され、
その後、いろいろな都合などで参加できなくなったかたもいるが、
月に一度の例会では、6人から8人くらいが参加している。
例会は、毎月第2金曜日の午後1時半~3時半、県立図書館のグループ研究室を借りて行っている。
最初のころは、「聞き書き」そのものについて学び、夏ごろからは、会員各自が聞き書きを実践し、
書いた原稿を例会で発表する。
参加者はほぼ毎月A4サイズ1枚から3枚くらいの聞き書き原稿をまとめ、それを例会で発表。
参加者同士で講評しあうという形式だ。
自分自身のこと、家族のこと、そして知人、友人のこと…
必ずしも「聞き書き」という形式の原稿ばかりではないが、身近な人をテーマにその人物を描いてきた。
1年が経過し、前回、前々回の例会で今後の活動の方向について話し合い、いくつかの課題を持った。

一つは、自分たちの実践をもとに「聞き書き」をするための「テキスト」をつくっていこう。
もう一つは、地域の中で聞き書きをつかった活動を展開していこうというものだ。
そして、それを年に1回会報誌のような形の作品集にしたり、また地域の演劇活動との連携なども模索できたらということも考えている。
先日も、このサイトで「聞き書き人の会」を知ったという方から、
「一度見学に行ってもいいですか?」という問い合わせがあった。
来月の例会(4月13日)をご案内したので、きっと新しい会員になってくれるのではないかと期待している。

少人数のささやかな活動だが、例会を重ねながら思うのは、
こういった活動は、地域出版がここにあるからこそできる活動で、
地域出版社の柱の一つにするべきことなのだな、ということだ。

息長く続け、「聞き書き」が地域のいろいろな活動の役にたつことができたらと、2年目を迎える今、思う。
プロフィール

kibitopub

Author:kibitopub
山川隆之
編集者、吉備人出版代表。1955年岡山市生まれ(旧姓・長井)。岡山市立操南小学校—倉敷市立大高小学校から、倉敷市立南中学校・県立天城高校・三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、備北民報、生活情報紙「リビングおかやま」編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『絵本のあるくらし』『おかやまの建築家』『のれん越しに笑顔がのぞく』『粘着の技術−カモ井加工紙の87年』『強く、やさしく、面白く』などの編集を担当し、吉備人出版としてこれまでに23年間で約630点を出版。日本出版学会会員、デジタルアーカイブ学会会員、岡山ペンクラブ会員。2012年に福武教育文化賞奨励賞、2013年に岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。RSKラジオ「ごごラジviviっと!」ゲストパーソナリティー。著書に『岡山人じゃが』(共著)など。

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