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もう黙ってはいない…

消費税増税関連法案が衆院を可決通過した。
報道によると民主党からは57人が反対票を投じ、16人が棄権欠席した。
消費税増税に反対したのは小沢系の人たちで、即新党結成の動きにはならないようだ。

参院での採決が残っているので何とも言えないが、この時期に消費税を上げる法案に賛成したのはだれかだったをしっかりと覚えておこうと思う。

消費税でも原発でも沖縄の基地問題でも、民主党には期待はずれどころか裏切られ続けてきた。
民主党に対しぼく自身は支持も投票もしてこなかったが、
どこかに自民党よりはましな政策、政治をやってくれるのではという期待感はあった。
しかし、もうそんな甘い考えはやめようと思う。

というか、消費税にしても原発にしても、増税は反対だし、原発の再稼働もやめてほしいし、原発に依存しない社会にした方がいいと思う……そういった意思表示をこれからはしていかなければならない。

先日フェイスブックに音楽家・坂本龍一の 「存在かけて声上げ続ける」(15日付朝日新聞 耕論)
・・・このまま再稼働が決まってしまえば、「自分たちの声は届かない」「政治や社会にコミットしても何も変わらない」と絶望が広がるのではないかと心配しています。という内容の記事が紹介されていた。

自分の存在をかけて声を上げる。意思表示する。
ぼくらの世代には響く言葉だ。

将来を、生活を、そして自分自身を守ろうと、言いたいことものどの奥にしまい込んできたけれど、
生きること、生活するってことは、希望を持って闘い続けることなのかもしれないと、ふと思った。
無気力になってしまうことは、相手の思うつぼにはまってしまう。
あきらめずに言葉にしよう。

今鹿児島県では、県知事選が戦われ、南方新社という地域出版をやっているぼくとほぼ同世代の男が、「反原子力発電」を掲げ、「原発容認」の現職知事に立ち向かっている。
細かい主義、主張についてちゃんと議論、話し合ったことはないし、ずいぶん違うのかもしれないが、
思っていることを声に出し、行動に移した彼を応援したい。
と、同時に彼の決断と行動に刺激を受け、励まされる。

存在をかけて、声を挙げていこう。




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プロフィール

kibitopub

Author:kibitopub
山川隆之
編集者、吉備人出版代表。1955年岡山市生まれ(旧姓・長井)。岡山市立操南小学校—倉敷市立大高小学校から、倉敷市立南中学校・県立天城高校・三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、備北民報、生活情報紙「リビングおかやま」編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『絵本のあるくらし』『おかやまの建築家』『のれん越しに笑顔がのぞく』『粘着の技術−カモ井加工紙の87年』『強く、やさしく、面白く』などの編集を担当し、吉備人出版としてこれまでに27年間で約780点を出版。日本出版学会会員、デジタルアーカイブ学会会員、岡山ペンクラブ会員。2012年に福武教育文化賞奨励賞、2013年に岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。RSKラジオ「ごごラジviviっと!」ゲストパーソナリティー。著書に『岡山人じゃが』(共著)など。

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