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思いは通じて…

岡山市立オリエント美術館の谷一尚(たにいち・たかし)館長『美術館長の眼』というエッセー集をつくらせてもらった。
谷一館長は、岡山市立オリエント美術館の開館前から同美術館にかかわり、この春市職員の定年に伴い同館長も降りることになり、いわばその記念的な本。
オリエント美術館への深い愛着はもとより、先人たちが創り保存してきた芸術・工芸への愛情がふんだんに詰まっている。
数年間、岡山建築家協会の研修会か何かで、岡山市立オリエント美術館の見学会があり、ちょうどそのころ『おかやまの建築家』という本をまとめていた関係で、一緒に参加させてもらった。
その時、館内の案内を谷一館長がしてくださり、それが初対面。
あまり美術館長っぽくない、フットワークの軽い人あたりのいい感じというのが第一印象。
「この人の本をつくりたいなあ」と思った記憶が残っている。
その後は直接コンタクトをとることもなく、具体的なアプローチをした訳でもなかったのだが、昨年の3月、ある会合で偶然一緒になり、館長のほうから「本の相談に乗ってくれる?」と声をかけてもらった。
それから1年、願いはかなって本はできあがった。

こういうことって何度かあるのだが、「この人と本を一緒につくりたい」と思うと、時間はかかっても不思議とそのチャンスは訪れる。
本当に、この人とこんな本と「ビビビッ!」と感じてしまう。
編集者にとっては、この瞬間がたまらない。

そんな私自身の思いも入った一冊です。
昨日取次店へ配本しましたので、早いところでは月末には書店の店頭にお目見えするでしょう。四六判上製本235頁、定価1680円(税込)です。

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プロフィール

kibitopub

Author:kibitopub
山川隆之
編集者、吉備人出版代表。1955年岡山市生まれ(旧姓・長井)。岡山市立操南小学校—倉敷市立大高小学校から、倉敷市立南中学校・県立天城高校・三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、備北民報、生活情報紙「リビングおかやま」編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『絵本のあるくらし』『おかやまの建築家』『のれん越しに笑顔がのぞく』『粘着の技術−カモ井加工紙の87年』『強く、やさしく、面白く』などの編集を担当し、吉備人出版としてこれまでに23年間で約630点を出版。日本出版学会会員、デジタルアーカイブ学会会員、岡山ペンクラブ会員。2012年に福武教育文化賞奨励賞、2013年に岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。RSKラジオ「ごごラジviviっと!」ゲストパーソナリティー。著書に『岡山人じゃが』(共著)など。

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