3676社中653位…私的「日本の出版統計」の見方

『出版ニュース』5月中・下旬号が手に入った。
毎年この時期は、「日本の出版統計」が特集される。
それによると、2012年の出版界の売上総額は、1兆8332億。前年比3.6%減。
なかでも雑誌が1兆円を割り、出版不況の内実は雑誌不況なのだそうだ。
新刊点数は8万2204点で、統計を取り始めて過去最高の点数。
出版社数は、3676社で、前年より58社減。出版社は減り続けているのだ。
所在地は、東京が2819社で約76%が集中している。
次いで大阪149社、京都131社と続く。
首都圏以外では、北海道31社(8位)、福岡26社(9位)、長野25社(10位)、兵庫25社(同)、沖縄18社(12位)と続く。やはり長野、沖縄は地域での出版が活発なんだ。
特集の最後に、年間11点以上出している出版社と出版点数がリスト化されている。
1位は講談社で2200冊、2位は文芸社1739冊、3位角川書店1319冊。
ちなみに小社は、22冊で653番目。
あまり意味のない順位ではあるけれど、滋賀のサンライズ出版(26冊)や鹿児島の南方新社(23冊)より少なく、東京のポット出版(18冊)や秋田の無明舎出版(13冊)より多かったんだと、ついついリストの中で知っている出版社の名前を探している。
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