白蒸しでお祝い

『考えながら歩く吉備路(上)』の2刷りができた。
午前中に著者の薬師寺慎一さんの自宅まで届けに行く。
薬師寺さんの著書は、小社から8冊出版しているが、増刷は初めてだった。
このことを、先ほど著者から伝えられ、
薬師寺さんは「本ができたこと以上に喜ばしいことかもしれんなあ」ととても喜んでくださった。
奥さんが、お祝いということで「白蒸し」をつくって待っていてくれた。
一度いただき、大好きになった黒豆を使った赤飯(小豆ではないので赤くならない・白飯)だ。
増刷イコールよく売れた本ということになるから、確かに著者にとっても出版社にとってもうれしい出来事だ。
『考えながら歩き吉備路(上)』が薬師寺さんの著作が初めて増刷というこは、
ほかの7冊は? というと、
最初に出した『楯築遺跡と卑弥呼の鬼道』(初版3000部)は刊行から15年で完売(品切れ)、2冊目の『「吉備の中山」と古代吉備』(初版2000部)も、これは3年くらいで完売(品切れ)、3冊目の『祭祀から見た古代吉備』(初版2000部)も、10年近くかかったが、これも少し前に完売(品切れ)となっている。
4冊目の『聖なる山とイワクラ、泉』(初版2000部)、7冊目の『岡山の式内社』(初版1500部)はまだ在庫はあるが、6冊目の『考えながら歩く吉備路(下)』(初版1500部)も残り少なくなって来ているので、5割以上のヒット率といえる。
ちなみに本書は、2008年の暮れが初版で、約5年弱で増刷となったわけだ。
全国各地の「聖地」を歩き、とりわけ「吉備」に関する知識と考察の深さは、考古学などの専門家も一目置く薬師寺さんの著作のファンは多い。
2刷りの本書もこれからジワジワと売れ続けてくれることだろうと期待している。
編集担当者としては『考えながら歩く吉備路』というタイトルがとても気に入っている。
いい書名だと思いませんか?
スポンサーサイト