
朝ドラのセリフに
NHKの朝ドラ「ごちそうさん」を見ながら朝食を食べる。
時々ハッとさせられるセリフが耳に入ってくる。
1週間ほど前、甲子園をめざす子どもたちに、ご飯の力で元気づけようとする主人公。
そんなめ以子を夫の悠太郎がからかうと、
「ご飯の力をなめんなよー」啖呵を切る。
そうだ、たかがご飯、されどご飯。
そして「本の力をなめんなよー」と心の中でつぶやく。
だれに向かって吐いているのかは、内緒ではあるけれど。
そして今朝、書いた小説が検閲で引っかかった小説家室井とその夫婦が居候している「umasuke」の主たちの話。
「ぼくらがやっているのはどうでもいいこと。でも、どうでもいいことが文化なんだよ」(正確なセリフではないが、
文意としてはこんな感じだった)
飯を食べるためには、本などどうでもいいかもしれないが、人間が生きていくためには、文学や芸術、スポーツは欠かせない。
選挙中だから原発に関する発言はするなとか、NHKの対応は上のほうの人の指示なのか、現場の判断(自主規制)なのかはわからないが、人の口に戸を立てるようなことはメディアの自殺行為。
「どーでもいいこと」ができなくなるような時代にはしたくないし、させない。
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