いいなり?

昨日3月13日の朝日新聞1面トップの記事は、春闘の賃上げで大手企業は軒並みアップの回答をしたというもの。
ベースアップそのものは、働く者にとって喜ばしいことに違いないが、
このベースアップは、「政権主導」によるものだという点が引っかかる。
アベ政権が「給料を上げて」といえば、大企業がそれに答えて上げる。
働く者が、「生活が厳しいので給料のアップを」と要求しても、大企業は「企業だって業績が悪いのでアップは無理」と突っぱね続けてきた。
業績が良くなったので給料をアップしますというのならまだしも、「政府がアップしなさい」というからアップする。
働く人たちは、まさに「アベさまさま」。
武器輸出三原則の見直しとか秘密保護法の制定、集団的自衛権の行使の容認、NHK経営委員の人事、原発の再稼働……「給料だっておれ達が上げてやっているんだから、国民はだまっておれ達がやっていることに素直にしたがっていればいいんだ」なんて声が聞こえてきそだ。
こうやって、次第に自民党とアベ政権に頭が上がらなくなるのかな。
ちなみに小社は大企業でもないし、アベノミクスの恩恵もないし、ベアの予定はなし。
アベ政権のいいなりになんてなりたくもないし……。
何よりアップしたくても業績が良くないし……。