大山での悲報を受けて
雪の大山で男女3人の方が遭難し、亡くなられた。
いずれも岡山県内の山陽カルチャーマウンテンクラブの会員。
遭難の第一報は、同クラブを創設され、長く代表をつとめられていた守屋益男さんからだった。
ちょうど新しい登山地図の校正打ち合わせに来られていた時で、とても心配そうな様子だった。
その後のニュースで、遭難された方たちの名前と最悪の事態となったことを知った。
ちょうど『改訂版 新ルート岡山の山百選』(編者・福田明夫、監修・守屋益男)を出したばかりで、その巻末にはそれぞれのコース紹介の記事を担当してくださった方の名前を掲載している。
まさかとは思ったが、そこには亡くなられた藤尾澄人さんと藤原順一さんのお名前があった。
藤尾さんは王子が岳・由加山、藤原さんは那岐山の沢登りの原稿を担当してくださっていた。
お二人とも直接お会いしたころはないが、とても残念だ。
おそらく編集担当の福田明夫さんや守屋益男さんは、よくご存じのはず。
守屋さんは山での事故防止をいつも呼び掛けていただけに、本当につらい遭難事故だと思う。
大山に出かける前に、この出来上がったばかりの『改訂版 新ルート岡山の山百選』は、お二人の手元に届いていただろうか。
亡くなられた3人のご冥福を心からお祈りします。
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