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大山での悲報を受けて


雪の大山で男女3人の方が遭難し、亡くなられた。
いずれも岡山県内の山陽カルチャーマウンテンクラブの会員。
遭難の第一報は、同クラブを創設され、長く代表をつとめられていた守屋益男さんからだった。
ちょうど新しい登山地図の校正打ち合わせに来られていた時で、とても心配そうな様子だった。
その後のニュースで、遭難された方たちの名前と最悪の事態となったことを知った。

ちょうど『改訂版 新ルート岡山の山百選』(編者・福田明夫、監修・守屋益男)を出したばかりで、その巻末にはそれぞれのコース紹介の記事を担当してくださった方の名前を掲載している。
まさかとは思ったが、そこには亡くなられた藤尾澄人さんと藤原順一さんのお名前があった。
藤尾さんは王子が岳・由加山、藤原さんは那岐山の沢登りの原稿を担当してくださっていた。
お二人とも直接お会いしたころはないが、とても残念だ。
おそらく編集担当の福田明夫さんや守屋益男さんは、よくご存じのはず。
守屋さんは山での事故防止をいつも呼び掛けていただけに、本当につらい遭難事故だと思う。

大山に出かける前に、この出来上がったばかりの『改訂版 新ルート岡山の山百選』は、お二人の手元に届いていただろうか。

亡くなられた3人のご冥福を心からお祈りします。




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プロフィール

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Author:kibitopub
山川隆之
編集者、吉備人出版代表。1955年岡山市生まれ(旧姓・長井)。岡山市立操南小学校—倉敷市立大高小学校から、倉敷市立南中学校・県立天城高校・三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、備北民報、生活情報紙「リビングおかやま」編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『絵本のあるくらし』『おかやまの建築家』『のれん越しに笑顔がのぞく』『粘着の技術−カモ井加工紙の87年』『強く、やさしく、面白く』などの編集を担当し、吉備人出版としてこれまでに27年間で約780点を出版。日本出版学会会員、デジタルアーカイブ学会会員、岡山ペンクラブ会員。2012年に福武教育文化賞奨励賞、2013年に岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。RSKラジオ「ごごラジviviっと!」ゲストパーソナリティー。著書に『岡山人じゃが』(共著)など。

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