今朝の一冊374
鶴見俊輔『もうろく帖』後編(編集シューレ)

県立図書館で偶然見つけた。
文庫本サイズの上製本というのは珍しいが、著者のメモ帳のような雰囲気を醸し出している(実際はどんなメモ帳だったかはわからないが)。
書かれているのは年月日と数行のメモ。短歌であったり、読んだ本からの抜き書きであったり、思いついたことだったり。前後になんの解説もないけれど、著者の頭の中や精神が映し出されている。
2001年11月8日「歩いても 歩いても まだ先がある」
2005年5月23日「自分で考える そのとき 人は引用文に負けない」
こんな言葉を残していける大人になりたい。
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