満月に誘われて

土曜日だが、10時に事務所に出て、先日の雨漏りの点検に立ち会う。
昼から紀伊國屋クレドで出版相談会。
今日の相談者はゼロだった。
夕方、海渡を早めの散歩に連れて行き、妻と満月barへ。
今年の最後という満月barは、コロナ対策で、予約制。
思ったより人出は少なかった。
4人掛けのテーブルに二人。いつもなら、立ち飲みの小さなテーブルに、相席というパターンで、それはそれで楽しいのだが、ゆったりと食べて、呑めて、それはそれで贅沢な気分にさせてくれた。
30分ほど経過すると、美しい満月がビルの上にのぞいて、西川のオープンテラスを照らす。
川の両側は居酒屋などが軒の並べ、人の波がゆっくりと流れる。
もし、この満月barのような空間が、いつも待っていてくれるのなら、それはそれで貴重な飲食空間だ。
仕事終わりに、オープンカフェでビールを飲んで、さてどこで晩ご飯を食べようか、などと考えるなんて、想像するたけで楽しくなる。
対応してくれるスタッフのみなさんは、とても感じよくて、気持ちいい。
帰りのバスを待つ間、30分以上あったので、ロフトのスタバでコーヒーを飲む。
9時過ぎだけれど、感覚を空けながらほぼほぼ席は埋まっている。
パソコンを眺めるか、本を読んででいる人が多い。
ばったり会ったS新聞社のEさんも、本を読んで自分の時間を楽しんでいた。
呑んだり食べたり、映画を観たり、本をよんだり……いろんな人と出会って、話をする。
そこに文化がある、そんなことを考えた満月の夜だった。

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