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満月に誘われて

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土曜日だが、10時に事務所に出て、先日の雨漏りの点検に立ち会う。
昼から紀伊國屋クレドで出版相談会。
今日の相談者はゼロだった。

夕方、海渡を早めの散歩に連れて行き、妻と満月barへ。
今年の最後という満月barは、コロナ対策で、予約制。
思ったより人出は少なかった。
4人掛けのテーブルに二人。いつもなら、立ち飲みの小さなテーブルに、相席というパターンで、それはそれで楽しいのだが、ゆったりと食べて、呑めて、それはそれで贅沢な気分にさせてくれた。
30分ほど経過すると、美しい満月がビルの上にのぞいて、西川のオープンテラスを照らす。
川の両側は居酒屋などが軒の並べ、人の波がゆっくりと流れる。
もし、この満月barのような空間が、いつも待っていてくれるのなら、それはそれで貴重な飲食空間だ。
仕事終わりに、オープンカフェでビールを飲んで、さてどこで晩ご飯を食べようか、などと考えるなんて、想像するたけで楽しくなる。
対応してくれるスタッフのみなさんは、とても感じよくて、気持ちいい。
帰りのバスを待つ間、30分以上あったので、ロフトのスタバでコーヒーを飲む。
9時過ぎだけれど、感覚を空けながらほぼほぼ席は埋まっている。
パソコンを眺めるか、本を読んででいる人が多い。
ばったり会ったS新聞社のEさんも、本を読んで自分の時間を楽しんでいた。
呑んだり食べたり、映画を観たり、本をよんだり……いろんな人と出会って、話をする。
そこに文化がある、そんなことを考えた満月の夜だった。



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プロフィール

kibitopub

Author:kibitopub
山川隆之
編集者、吉備人出版代表。1955年岡山市生まれ(旧姓・長井)。岡山市立操南小学校—倉敷市立大高小学校から、倉敷市立南中学校・県立天城高校・三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、備北民報、生活情報紙「リビングおかやま」編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『絵本のあるくらし』『おかやまの建築家』『のれん越しに笑顔がのぞく』『粘着の技術−カモ井加工紙の87年』『強く、やさしく、面白く』などの編集を担当し、吉備人出版としてこれまでに27年間で約780点を出版。日本出版学会会員、デジタルアーカイブ学会会員、岡山ペンクラブ会員。2012年に福武教育文化賞奨励賞、2013年に岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。RSKラジオ「ごごラジviviっと!」ゲストパーソナリティー。著書に『岡山人じゃが』(共著)など。

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