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近藤康太郎『おいしい資本主義』

朝、いつもの時間と思って起きて、散歩に出かけようと時計を見直したら、なんと1時間早い5時半だった。
着替えているし、寝るわけにもいかないので、そのまま真っ暗な中散歩へ。
満月に近い月が西の空にぼんやりと浮かんでいた。

近藤康太郎『おいしい資本主義』(河出書房新社)を読んでいる。
最新削(だと思う)『三行で撃つ』(CCCメディアハウス)で、原稿書きを生業としている者のあるべき姿を教えられ、というかまさに撃ち抜かれた。
で、『アロハで漁師、はじめました』(河出書房新社)を買い求め、同時期に図書館で『おいしい資本主義』を借りていたが、これは手元に置いておかねばとすぐ丸善に買いに行き、「猟師」の前に「おいしい」を味わっている。
著者は朝日新聞の記者なのだが、自身のライター人生をまっとうするために大人一人分の※を作るという実験にのぞむ。
アロハシャツで中古のポルシェに載って田んぼに行く姿を想像するたけでも傑作だた、それ以上に仕事や社会に対する向かい方が刺激的だ。

昨日と今日は暖かだったが、明日からまた少し寒くなるという。外は冷たい風が吹いている。
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プロフィール

kibitopub

Author:kibitopub
山川隆之
編集者、吉備人出版代表。1955年岡山市生まれ(旧姓・長井)。岡山市立操南小学校—倉敷市立大高小学校から、倉敷市立南中学校・県立天城高校・三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、備北民報、生活情報紙「リビングおかやま」編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『絵本のあるくらし』『おかやまの建築家』『のれん越しに笑顔がのぞく』『粘着の技術−カモ井加工紙の87年』『強く、やさしく、面白く』などの編集を担当し、吉備人出版としてこれまでに27年間で約780点を出版。日本出版学会会員、デジタルアーカイブ学会会員、岡山ペンクラブ会員。2012年に福武教育文化賞奨励賞、2013年に岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。RSKラジオ「ごごラジviviっと!」ゲストパーソナリティー。著書に『岡山人じゃが』(共著)など。

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