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80代との対話

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8月中旬に刊行する予定の『疎開生活絵巻』(石田米子)を校了、印刷会社にデータを入稿した。
明日の読売新聞(岡山版)でこの本のことが記事になるとの連絡をもらった。
本書の刊行委員会からの情報によると、毎日新聞も既に記事で取り上げてくれ、
地元山陽新聞の取材も予定されてるという。
小社も加盟している版元ドットコムの新刊アクセスランキングでも、かなり上位(先週は2位)にランキングされていて、刊行前から関心も高く、手応えを感じる。

本書は、岡山大名誉教授の石田米子さんが、段ボールの奥から出て来た、70年前に書いた図画集を、周囲の人たちがぜひたくさんの人に見てもらいたいと、刊行委員会をつくって、出版にこぎ着けた。
10歳の少女が、終戦後間もない次期に、疎開先での生活を描いたもので、A4サイズ70枚もの絵に、友達や先生の似顔絵から日々の暮らしぶり、食べていたもの、遊び、自然などが描かれている。
住んでいた東京から新潟での疎開生活、家族と別れての生活でさみしさはあるのだろうが、全編を通して不思議なくらい明るく、楽しい絵が多い。

80代半ばの田舎の母親に、この絵巻を見せてみよう。
地域的な違いはあるだろうが、おそらく当時のことをこの絵巻が呼び起こしてくれるに違いない。
何を食べ、何をして遊び、何を考えていたのか……。70年前の暮らしを語り合うには、きっかけとなるものに違いない。
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プロフィール

kibitopub

Author:kibitopub
山川隆之
編集者、吉備人出版代表。1955年岡山市生まれ(旧姓・長井)。岡山市立操南小学校—倉敷市立大高小学校から、倉敷市立南中学校・県立天城高校・三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、備北民報、生活情報紙「リビングおかやま」編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『絵本のあるくらし』『おかやまの建築家』『のれん越しに笑顔がのぞく』『粘着の技術−カモ井加工紙の87年』『強く、やさしく、面白く』などの編集を担当し、吉備人出版としてこれまでに23年間で約630点を出版。日本出版学会会員、デジタルアーカイブ学会会員、岡山ペンクラブ会員。2012年に福武教育文化賞奨励賞、2013年に岡山市文化奨励賞(学術部門)を受賞。RSKラジオ「ごごラジviviっと!」ゲストパーソナリティー。著書に『岡山人じゃが』(共著)など。

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